砂沼サンビーチの入場者数と収入について考えた
前回は、平成28年度の砂沼サンビーチ事業収入が減って、繰越金で充当していたことが分かりました。
今回は、事業収入と入場者数の関係について考えます。
砂沼サンビーチの入場者数推移について
平成21年から平成29年の砂沼サンビーチの入場者数について、資料がありました。
平成24年をピークに入場者数が減少しています。
砂沼サンビーチの収益が黒字になる入場者数のラインが14万人でした。
平成25年まではおよそ目標ラインを達成していましたが、平成26年からは目標より大きく少なくなっていました。
平成28年の砂沼サンビーチ事業収入をおさらい
平成28年の砂沼サンビーチ事業収入を再度確認します。
平成28年の事業収入が9,900万円です。
平成28年の入場者数が10万9千人なので、入場者数1人当たりの収入が約900円ぐらいです。
もし入場者数が14万人だったら、900円×14万人で1億2,600万円の収入になります。
平成28年砂沼サンビーチの歳出が1億6,700万円だったため、入場料の収入のみでは賄えない計算になります。
砂沼サンビーチは入場料金が安すぎた?
もしかしたら砂沼サンビーチの入場料金は安すぎたのかもしれません。
大人1,100円、小中学生500円、幼児300円。
リーズナブルで気軽に来られる値段設定だったと思います。
安い価格設定だったために、入場者数のラインに無理が出て赤字となった可能性が考えられます。
価格設定を多少上げて、入場料に見合った何らかの付加価値があれば黒字化できたかもしれません。
入場料金と付加価値の関係は難しいですよね。
入場料金が高すぎると、お客さんが来なくなる可能性もありますからね。
プール施設は運営費がかかるため、安価な入場料金では経営がうまくいかなくなります。
今後、砂沼サンビーチの跡地には採算がとれて、長続きするような施設ができることを期待しています。